ベトナム新国家主席 首相選出:新首相にファム・ミン・チン氏-フック氏

 2021年04月08日

ベトナム新国家主席 首相選出:新首相にファム・ミン・チン氏-フック氏

ベトナム国会が5日、新しい国家主席にグファム・ミン・チン ベトナム新首相を正式に選出した。これまで首相を務めてきたグエン・スアン・フック氏は、外交面などで国を代表する国家主席に就いた。クアンナム省人民委員長、政府官房長官、副首相などを歴任し、2016年7月の第14期第1回国会で首相に就任。 

日本との関係では、2017年1月に訪越した安倍晋三首相(当時)、2020年10月に訪越した菅義偉首相との会談を行った。2020年9月にはハノイ市内でベトナム進出日系企業との対話会を開催し、「日系企業の成功はわれわれの成功でもある」と述べ、日本企業の投資拡大を促した今後は、国家元首として外交・軍事面でベトナムの代表を務める。 

 

 

新首相チン氏は国会で行った受託演説で、今後の施策の方向性として五つの基本原則を提示した。 

  

第1に掲げたのが、中央に集まった権限の分散化による創造的成長モデルの確立と経済の再構築だ。 

  

新首相チン氏は「あらゆるレベル・分野で自主と創造性を発揮するため、組織と個人の責任を明確にし、脱中央集権化を進めていく」と強調した 

  

次に挙げたのは法治国家としての水準の引き上げだ。チン氏は演説で、強力なメカニズムと対策によって腐敗との戦いを積極的かつねばり強く続けていくと述べ、汚職防止の制度づくりにも取り組む意向を示した。 

  

3番目では、国を発展させていくため、あらゆる資源を動員、効率活用する必要性を強調し、戦略的なインフラ事業やデジタル化による快適で効率的なビジネス環境の整備に努める考えを示した。 

  

4番目では外交面で「独立・自主・多極主義」という従来の基本方針を堅持する方針を表明。 「平和・協力・共栄」を原則とした対外関係を構築し、国際社会で責任ある役割を果たし、信頼される国にしていくとの考えを示した。

  

内政面では、文化・教養や一人一人の人間の尊厳に力点を置いた社会経済の発展を進めていくとの方向性を提示した 

 

新体制は経済成長の維持や、これまでのところ流行を抑止できている新型コロナウイルス感染症への対策のほか、中国と米国双方とのバランス外交が課題になる。 

 

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