SIとは?SIerの分類 ・開発工程をご説明!

 2021年03月26日

SIとは?SIerの分類 ・開発工程をご説明!

「IT業界」と言っても、その分野は非常に多岐に渡り、複雑です。今回はそのIT業界の 中でも近年特に注目を集めている「 システムインテグレーション (SI)」について詳しくお話ししていきます。

SI(システムンテグレーション)は、銀行システム、工場の生産管理システム、店舗の在庫管理システムなどさまざまなシステムの要件定義・設計・開発・運用を行うサービスです。

 

1.SI(システムインテグレーション)とは


システムインテグレーションとは、顧客の業務内容を分析し、その問題に合わせた情報システムの企画、構築、運用などを一括して行うことを言います。 システムの企画・立案からプログラムの開発、必要なハードウェア・ソフトウェアの選定・導入、さらに完成したシステムの保守・管理までを総合的に行うのがこのシステムインテグレーションの業務であると言えます。 このシステムインテグレーションを行う事業者のことをシステムインテグレーターと呼びます。

 

2.SIerとは?


SIerとは、『System Integrator』(システム・インテグレーター)の略語で、SIを請け負う企業を指します。クライアントから発注された依頼を実現するため、システム開発にかかる全行程を統括し、適切にコーディネートするのが仕事です。

 

3.SIerの分類


多くの企業は自社でエンジニアを育てる余裕が無く、ITの外部への発注をしました。これがSIerの原型です。現在あるSIerは、その成り立ちによって次の3種類に分けられます。

  • メーカー系はPCなどハードウェアを作っている企業とそのグループ企業群です。
  • ユーザー系は大企業の情報システム部門から独立した企業群です。
  • 独立系はシステムインテグレーションのために設立された企業群です。
  • 外資系:外資系は国内のみならずグローバルにSIを手がける企業を指します。IBMやマイクロソフト、オラクルが該当します。

 

4.SIの仕事内容


システム開発において、要件定義、設計、開発、運用と工程をわけ、順を追って開発を進める手法を「ウォーターフォール型」と呼びます。ウォーターフォール型の前半で行う要件定義と設計工程を「上流工程」と呼び、後半で行う開発・運用工程を「下流工程」と呼びます。

上流工程は顧客のヒアリングを行って要件定義書や設計書を作成し、下流工程ではプログラミングやテスト、運用実務などを行います。SI業界では大手SIerが上流工程を担当し、下流工程を中小SIerに外注するケースが多く、企業規模によって仕事内容が異なります。

4.1. 要件定義

顧客がどのような目的でシステムを必要としているかヒアリングを行い、システムに必要な機能や性能などを定義する工程です。システム化の対象業務を洗い出し、業務処理の手順やシステムの操作、入出力要件などを整理して要件定義書としてまとめていきます。ウォーターフォール型の開発では後戻りすることが難しいため、非常に重要なフェーズです。経験豊富なSEやコンサルタントが主に担当します。

 

4.2. 設計

要件定義書を元にシステムの設計を行う工程です。設計といっても幅広く、ハードウェア設計やデータベース設計、業務設計、プログラミング設計(詳細設計)などさまざまな設計を行います。SEが主に担当します。

 

4.3. 開発

設計工程で作成した設計書をもとにプログラミングを行います。コーディング基準に従い、採用したプログラミング言語でコードを書きます。コードを書いた後はコードレビューを行い、必要に応じてデバッグを行います。主にプログラマーが担当する工程ですが、企業によっては設計者が開発も担当することがあります。

 

4.4. テスト

プログラムのバグを発見し、設計書通りに動作するか確認する工程です。テストには、プログラムコードを1行ずつテストする単体テスト、クラスやモジュールをつなげて行う結合テスト、UIからユーザーが利用するケースを実行して行う総合テスト、性能を検証するパフォーマンステストなどがあります。テストを専門に行うテストエンジニアという職種がありますが、多くの場合はプログラマーとSEが担当します。案件によっては、性能やセキュリティ性のテストを専門会社に依頼するケースもあります。

 

4.5.運用・保守

顧客が問題なくシステムを利用できるよう、稼働状況の監視や利用状況に応じたチューニングを行う工程です。システムに問題が生じた場合には、応急対応・恒久対応を行います。システムリリース直後は開発会社が担当するケースが多いですが、安定稼動後はBPO企業が担うことも多くあります。

 

5. SI業界の課題と今後


5.1 多層構造化

下請けに丸投げする構造

その結果、自社で受けきれない案件を下請けに丸投げする企業が発達してしまったのです。

大手企業からSIの案件を丸投げされた中小SIerも、自社のプロパーだけではその仕事量をこなすことができず、SES企業、 派遣企業、アウトソーシングなどを駆使しあらゆる方面から技術者をかき集めて、急ピッチでチームを編成をするという非常に危険な状況が続きました。

結果として生まれた多重構造

そしてそれが重なることで、クライアントから見て、間に何社も入っているような多層構造となっているプロジェクトが非常に多くなってしまったのです。

5.2. 高コスト化

SI業界に限らず多層構造となっている産業に共通する問題

多層構造が蔓延することで、間に入る各企業が利益を確保しようとするため、大元の日本の大手企業がSIerに支払うコストが海外に比べて相対的に高コストになるという状況になりました。

末端で働くエンジニアの劣悪な労働環

コストが大きくかかる一方で、必然的に企業で働くエンジニアに対しての待遇も悪くなりました。この負のスパイラルが、SI業界の最大の問題点と言えます。

 

6.まとめ

この記事では、SIの概要、仕事内容、求められる知識・スキルについて解説しました。SIといっても、企業によって携わる工程や求められる知識・スキルが異なります。幅広い知識とスキルが求められますが、資格制度やスクールを活用することで効率的に身につける事ができるでしょう。

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