サーバーの公開フォルダとは?404エラーを解決するための基礎知識

こんにちは、湯川です。

当サイト経由でツールを購入した方から、「レンタルサーバーにAIツールのフォルダをアップロードしても何も表示されない」という相談を受けることがありますが、

実は、404エラーの多くは公開フォルダの理解不足から起きています。

そこで、この記事では公開フォルダの基本と404エラーの解決方法について解説します。

目次

公開フォルダの基本概念

公開フォルダって何かというと、簡単に言えばドメイン専用のファイル保管場所のことです。

例えば、「example.com」というドメインでウェブサイトを表示させたい場合、example.com用に指定された公開フォルダにファイルをアップロードする必要があります。

公開フォルダに正しくファイルを置かないと、ブラウザは目的のファイルを見つけられず、「ここには何もありません」という意味の404エラーが表示されます。

自分のパソコン上にたとえると、あなたのパソコンのデスクトップ直下にファイルを保存したのに、ドキュメントフォルダを開いて探しているようなものです。

ブログを運営したりAIツールを利用する際は、どこのフォルダが公開フォルダになっているかを把握しておきましょう。

各サーバーでの公開フォルダの違い

重要なポイントとして、公開フォルダの設定はサーバーによって異なるということを覚えておいてください。

ここでは、当サイトで紹介しているAIツールの多くが対応しているシンサーバーとロリポップを例にして、違いを見てみましょう。

シンサーバーの場合

シンサーバーでは公開フォルダの構造がシンプルです。

なぜなら、FTPソフトやファイルマネージャーでサーバーに接続すると、ドメイン名のフォルダが表示されるからです。

そのフォルダ内には必ず 「public_html」 というフォルダがあり、これが公開フォルダになります。

例えば、あなたのドメインが 「example.com」 の場合、

  • /example.com/public_html/index.html → http://example.com/ として表示
  • /example.com/public_html/about.html → http://example.com/about.html として表示

という形になります。

つまり、インターネット上に公開したいファイルはすべて「public_html」フォルダの中に入れる必要があるということです。

デフォルトの設定では、ドメインを指定すると、そのドメインの「public_html」フォルダの中にあるindex.htmlが表示されるようになっています。

AIツールの場合は、トップページがindex.htmlではなくindex.cgiというファイル名になっています。

Wordpress(ワードプレス)を使う場合は、Wordpressをインストールするときに自動的に調整してくれるので特に気にしなくてもOKです!

ロリポップの場合

ロリポップのサーバーでは、ドメインを設定した際に自分で公開フォルダを指定することができます。

シンサーバーの違いは、「public_html」というフォルダは存在せず、ドメイン設定時に指定した名前のフォルダが公開フォルダになります。

例えば、「example.com」 というドメインに対して「example」という名前のフォルダを設定した場合、

  • /example/index.html → http://example.com/ として表示
  • /example/about.html → http://example.com/about.html として表示

という形になります。

複数のウェブサイトを運営する場合は特に注意が必要で、例えばWordPress(ワードプレス)を使って2つ以上のサイトを作る場合、必ず別々の公開フォルダを設定する必要があります。

公開フォルダの設定手順

① ロリポップの管理画面から「サーバーの管理・設定」→「独自ドメイン設定」をクリックする。

②「独自ドメイン設定」ボタンをクリックする。

③「ステップ2」で独自ドメインと公開フォルダ名を設定する。

公開フォルダを確認する方法

自分が現在運用しているドメインの公開フォルダがどこにあるのかを確認するには、以下の手順を参考にしてください。

  1. サーバーの管理画面にログインする
  2. 「ドメイン設定」または「独自ドメイン設定」のページを開く
  3. 設定済みのドメイン一覧から該当するドメインを確認する
  4. ドメインの横に公開フォルダの情報が表示されている場合が多い

例えば、ロリポップでは以下の画面で確認できます。

公開フォルダの指定がない場合は、通常「ルートディレクトリ」(サーバーのFTPで接続した際の最上位のフォルダ)が公開フォルダとなります。

例えばロリポップの場合、独自ドメインを使わずにサブドメイン「〇〇.lolipop.jpなど」を使う場合は、ルートディレクトリが公開フォルダに設定されています。

「あれ?自分のドメインの公開フォルダってどこだっけ…?」と迷ったときは、必ずこの手順で確認するようにしましょう。

404エラーの主な原因と解決策

404エラーが発生する主な原因は次の三つに集約されます。

1. ファイルを間違ったフォルダにアップロードしている

  • 解決策:正しい公開フォルダにファイルを移動またはアップロードし直す

2. ファイル名やパスが間違っている

  • 解決策:リンクとファイル名、ディレクトリ構造を確認する

3. パーミッション(アクセス権限)の問題

  • 解決策:ファイルのパーミッションを適切に設定する(通常はHTMLファイルなら644)

例えば、「https://example.com/index.html」にアクセスしたときに404エラーが表示される場合、「example.com」用の公開フォルダ内に「index.html」ファイルが存在するか確認する形になります。

サーバー設定時に最初にすべきこと

新しくサーバーを契約してドメインを設定した際には、以下の2点を必ず確認しましょう。

1. 公開フォルダの場所を確認する

  • ドメイン設定時に公開フォルダを指定した場合はメモしておく
  • 後から確認する場合は管理画面で調べる

2. 分かりやすい命名規則を使う

  • 可能であれば、ドメイン名と同じ名前の公開フォルダを設定する

(例)「example.com」のドメインなら、公開フォルダも「example.com」にする

これらの基本を押さえておけば、ほとんどの404エラーの問題は解決できます!

まとめ

公開フォルダの概念を理解することは、ウェブサイト運営の基礎中の基礎です。

シンプルに言えば「ドメインごとに決められた場所にファイルを置く」ということだけを覚えておけば、多くの404エラーを防ぐことができます。

新しいドメインを設定したら必ず公開フォルダを確認し、正しい場所にファイルをアップロードするようにしましょう。

この基本的な知識を押さえておくことで、スムーズなウェブサイト運営が可能になります。

ウェブサイト運営に関するご質問があれば、お気軽にお尋ねくださいね。

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この記事を書いた人

西日本在住のアラフォー。社会人になって間もない頃、「スマホでポチポチするだけで日給5万円」の広告につられ、中身がなにもない情報商材を5万円で購入したことがきっかけでネットビジネスの界隈に。投資歴10年。巷にある副業や投資の案件が本当に稼げるのかどうかを検証し、情報発信を行っています。

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