
こんにちは、湯川です。
最近、インスタグラムやSNSで物議を醸している株式会社ディプセル(中西啓)による「みんなで物販」という副業案件について、怪しいのかどうか、稼げないのかどうか、内容と評判を検証してみました。
この「みんなで物販」は2023年に始まった比較的新しい案件ですが、1年間の契約縛りがあったため、最近になって多くの被害報告が表面化してきています。
結論から申し上げると、この案件は物販の体を取った悪質なマルチ商法で、絶対におすすめできません。
これから詳しく説明する内容を見ていただければ、その理由が十分にご理解いただけるはずです。
当サイトでは、巷にある副業案件や投資案件などを様々な角度から検証し、多くの人が被害に遭わないようにするため、随時記事を更新しています。 もし気になる副業・投資案件がある場合、お気軽にご連絡いただければ、調査した上でご報告いたします。 気になる副業案件があるので検証してほしい方、おすすめの副業を教えてほしい方はこちら↓へどうぞ。
この記事の目次
株式会社ディプセルのみんなで物販の内容とは?
みんなで物販の仕組みは一見シンプルに見えます。
「アソートボックス」と呼ばれる、Amazonなどで返品された商品の詰め合わせを格安で仕入れ、メルカリなどのフリマアプリで販売して利益を得るというものです。
「リサーチ不要」という謳い文句の裏には、AmazonカメラやGoogleカメラで商品を検索し、その情報をそのままコピー&ペーストで出品できる仕組みになっているとのことで、初心者でも簡単に始められると強調されています。
参加には以下の費用が必要です。
- 初期仕入れ費用(アソートボックス):5万円弱
- 月額会費:11,000円(1年間の契約必須)
- 倉庫利用料:月額5,000円(オプション)
単純計算で、初年度に必要な費用は242,000円にも達します。
これだけの費用を回収するのは、後述する理由から極めて困難です。
なぜ稼げないのか?驚愕の実態
参加者の声から明らかになった決定的な問題点があります。
例えば、定価がかなり高いお得な仕入品と説明された商品が、実際にはAmazonのセール価格で格安販売されているというケースです。
このような価格差の実態を知らされないまま、多くの参加者が商品を仕入れてしまっています。
半年間で売れた商品が10品も満たず、売上額にして1万円未満という惨憺たる結果に終わったという口コミもあります。
このような状況にも関わらず、月額11,000円の会費は容赦なく引き落とされ続けるのです。
物販の皮を被ったマルチ商法の仕組み
みんなで物販の本質は、会員のレベル制度にあります。
「利益しかないレベル7」という宣伝文句を掲げ、新規会員を紹介するほどレベルが上がる仕組みになっています。
この仕組みを維持するため、定期的にオンラインセミナーやホテルでの現地セミナーが開催されるのです。
しかし参加者の証言によれば、これらのセミナーは実践的な内容は皆無とのことです。
さらに気になるのは、グループLINEの異様な雰囲気です。
朝からの挨拶スタンプの連打が日課となっており、誰かが不満や疑問を投げかけても誰も反応しないという、まるで洗脳されたかのような状態が報告されています。
株式会社ディプセルの会社情報を徹底調査
特定商取引法に基づく表記によると、株式会社ディプセルは以下の通り記載されています。
会社名 | 株式会社ディプセル |
代表者 | 中西啓 |
所在地 | 大阪府大阪市中央区伏見町4-4-1 日生伏見町ビル本館2階 |
電話番号 | 06-6743-1020 |
国税庁の法人番号公表サイトを参照したところ、株式会社ディプセルが法人番号登録されていることを確認しました。
しかし、この所在地はレンタルオフィスのビルであり、具体的な部屋番号すら記載されていません。
このことからも、実態のある事業所として信頼性に大きな疑問が残ります。
参加者たちの悲痛な声
最も深刻なのは、参加者たちが抱える在庫の問題です。
参加者たちが1年間の契約期間を終え、ようやく実態を語り始めたのです。
「これ売れるの?」と思わざるを得ないような商品ばかりが送られてきて、倉庫代を払いながら売れない在庫を抱え続けることになります。
以下、インターネットで見つけた口コミを載せます。
■引用:https://fukugyo.blog/review/2023/09/minnadebuppan.php
先月契約して始めました。
Amazonなどで定価15万~20万で販売されている商品を5万程で購入出来るので、
最悪メルカリで半額で売ったとしても元は取れるかなと思い始めたのですが、
定価19800円ぐらいの商品でも、既にAmazonのセールで4000円ぐらいに値下げされていたり、
仕入れに入っていた高額商品で利益を上げたくても、かなり値下げをしないと売れそうにないため、計算しても元が取れる気がしません。
月額11000円×12ヶ月続けるか、その金額分を支払わないと中途解約出来ないと説明は受けましたが、
正直中身が想像と違ったため、退会したいです。
できれば今月15日に引き落としされた11000円も返金してもらいたいです。
どのようにすればいいかご教示お願いいたします。
こんな環境があって嬉しいです
私は3月から始めたのですが全然売れないし不要品の方が売れてます。
毎月11000円にアソボのサブスクは始まるしレベル7にならなくても倉庫が使えるとそそのかれ毎月11000円にアソボ45000円倉庫5500円。。。
試しに現地参加したら懇親会とかでもお金取られるし作業会ミーティングでもリーダーや幹部!?っぽい方達は何も作業せず喋ってるしリアルとか月初、EOMセミナーとか社長の〇ロムさんの話に私だけついていけず。。。
紹介者の名前も書きたいけど我慢
私の紹介者さん仲間内だけでわいわいして私のLINEもスルーだし昨日はスプシ修正させられて勝手に資産減らされてもうヤル気なくなりました。毎朝宣言LINEとかしんどいし辞めたいけど辞め方が分かりません
誰か分かりやすく教えてください(;;)
■引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10309155515
みんなで物販を解約した方、メルカリ物販ご経験の方に質問です。 低価格で仕入れたものをメルカリで販売していましたが、月額や利益の見込めなさから解約しました。 在庫がたくさん残っているのですが、おすすめの販売方法ありますか? 今はメルカリで安く販売していますが、大量にあるので効率よく処分したいです。
■引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q13293234573
みんなで物販という副業をしています。 始めてから8ヶ月が経ちましたが、全く稼げず利益もマイナス続きです。 アソートボックスの中身をメルカリで売り捌く…という内容ですが、ほとんど売れません。 そのボックスの購入費用も2箱で5万程。 1番痛いのが、毎月11.000円の会費がかかる事です。 1年契約で、途中で辞めてしまうと違約金が発生するようです。 ですが今すぐ辞めたいし、違約金も払いたくない。 もっと言えば、支払った会費も返して欲しいくらいです。 ボックスはもう購入して数個は売れてしまっているので、会費だけでもどうにかしたいのですが、わかる方いらっしゃいますか?
私も先日15日にみんなで物販の副業の話しをLINE通話で話を聞き、その日に入会しました。
毎月 11.000円と仕入代金 49.960円をクレジットで決済したのですが、その人と電話切ってから色々と調べてみると、全然儲からないとか詐欺ではないんじゃない?とか書かれてるのをみて不安になり次の日16日に消費者センターに相談に行きました。
消費者センターの方も物販の件は今いちばん相談が多いと言われました。
私の場合は入会して直ぐの話しでしたので、みんなで物販運営事務局 11.000円、仕入サイト 49.960円の2ヶ所へメールで解約のする旨を送り、即に解約手続きできました。
仕入サイトの方は即にメルペイカード支払い取消来ましたが、みんなで物販の月々の方は2週間程かかるそうです。消費者センターの方に、この副業をするにあたり電話の場合クーリングオフの話しが口頭であったかもしくは契約を書面で交わしたかによるそうです。
法定書面を交付されていない場合や、記載事項に不備や虚偽がある場合には、クーリング・オフ期間は起算されません。 したがって、契約や申込みからクーリング・オフ期間として定められた日数が経過していても、原則としてクーリング・オフをすることができます。
⬆️ネットからの検索ですが
消費者センターの方も同じ事を言っておりました。1度、消費者センターにご相談してみると良いと思います。
消費者センターの方に支払いをクレジットで決済してる事で間にクレジット会社が入ってる事が強い味方でもあると言われました。
私の体験の事なども書かせて頂きましたが、これから同じ副業をやる方にと思い、書かせて頂きました。すみません
解約できる事を願っています!
ある参加者は「自宅の不用品の方がよっぽど売れる」と嘆いており、別の参加者は「10箱以上ある在庫をどうしようか悩んでいる」と報告しています。
利益を出すどころか、在庫の処分に頭を悩ませる状況に追い込まれているのです。
実はこの記事を執筆している僕自身も、詐欺まがいの副業案件に騙されて失敗したことがあります。 そのときは悔しさのあまり手のひらが出血するほど爪を食い込ませてしまい、本当にむなしく感じました。 だからこそ、僕と同じように騙される人を一人でも減らしたいと思っています。 また、僕は胸を張って語れる壮絶な過去や輝かしい逆転ストーリーを持っていませんが、平凡に育ったからこそ悩むような、今となってはくだらないコンプレックスを長年持っていました。 について、プロフィールに書いていますので、よろしければご覧ください。
消費者庁より業務停止命令が実施
この案件の運営会社「株式会社ディプセル」は、2025年1月22日付で消費者庁より業務停止命令を受けています。
消費者庁のお知らせのページには、大阪市内に本社を置く2つの会社「株式会社ディプセル」と「株式会社ウィリング」に対して行政処分を行ったことが書かれていますが、付属のpdfを見るとさらに詳細が書かれています。
違反行為の内容としては、勧誘時に会社名を明かさずに一般ユーザーを装って接触していたこと、契約内容を明記した書面を交付していなかったこと、そしてクーリングオフ制度について虚偽の説明をし、解約を妨害していたことがあります。
具体的には、「事業主として見ているのでクーリングオフはない」と虚偽の説明をしたり、解約時に「秘密保持契約書」への署名を要求したり、支払い済みの料金は返金しないと主張したりするなど、悪質な手口が確認されています。

すでに参加してしまった方へ
すでに参加してしまった方への対処法としては、まず違約金なしでの解約交渉を行うことをお勧めします。
実際に「違約金ゼロで解約させてください」と強く主張することで、解約に成功した口コミもあります。
在庫の処分については、メルカリで原価割れ覚悟で売るか、リサイクルショップでの売却を検討するのが現実的でしょう。

結論:株式会社ディプセルのみんなで物販には近づくべきではない
株式会社ディプセルの「みんなで物販」は、物販の形を借りた稼げない案件です。
「リサーチ不要」「簡単」という甘い言葉の裏に、マルチ商法の仕組みが潜んでいます。
このような案件に興味を持ってしまうのは、副業で収入を得たいという切実な思いがあるからと思います。
しかし、「みんなで物販」のような案件は、あなたの大切な時間とお金を無駄にするだけでなく、精神的にも大きな負担を強いることになります。
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